気功

 

気功(きこう)は、中国古来のものとされる健康法の一。
体操と呼吸法とイメージ・トレーニングとを併せたような内気功と、超能力的な外気功とに大別される。
さらに、外気功を二つに分け、美容や治療を含めた健康面に関する気功を軟気功、護身術など相手を倒したりするものを硬気功と分類する場合もある。

気功という言葉自体は1970年代から用いられたものだと言われ、中国語文化圏ではヨーガなども含めた類似のものの総称として用いられることもある。

成立に当たっては、日本の霊術などの影響もあると言われる。

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気功では外界にある気を身体の中に取り込み、身体の中で気を巡らせることによって元気になると考えられている。

気とは中国伝統思想において、肉眼では見えない物質、力をひとまとめにした概念である。例えば現代の日本語にも、「元気」とか「根気」と言ったような精神的なもの、「電気」や「磁気」といったエネルギー、「空気」のような気体を表すときに「気」という語がつかわれる。これらはある程度科学の知識がある現代人から見たら別のものであるが、近代以前の顕微鏡も無く、エネルギーや素粒子といった概念も無かった時代に、存在はする筈だが目で見ることが出来ないという特徴から気と総称された。

気功による治療(外気功)では現代科学的観点からその効果が疑問視される。「気功による治療効果とは暗示による効果である。気功なんて存在しない」というような主張がなされるが、気には精神的な側面も含まれている。つまり暗示による治療効果も気功による治療効果なのである。

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気功とオカルト・疑似科学

気功は現代科学成立以前の中国伝統思想の理論を元に成立している。本来なら科学を装った疑似科学では無いし、オカルトでも無い。しかし、「気とは現代科学では解明できない精神エネルギーである」「気功による治療でどんな難病でも治る」「気功を身に付けることによって社会的な成功を得ることが出来る」などと疑似科学的・オカルト的主張する人たちがいる。これらは本来の気功とは別のものと考えたほうがよい。

 

 

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